2021年限界温泉ツーリング
皆様お久しぶりです、蚊トンボです。
前回の投稿から間が空きましたが、蚊トンボは元気です。
ワクチンも二回目を少し前に打ち終えました。
最近なんだか感染者が異様に減ってるらしく、喜ばしいことですね。
なんで減ったか分からないのが謎ですが。
前回の投稿って5ヶ月も前なんですね、西日本原付篇はすでに自分の中で書き終えてる気でいました。たまに読みに来てくれている方がいるようで有難いです。
ですが、今回は西日本の続きではなく、別のおでかけの内容を書きます。
かなり前に途中まで下書きを書いていたんですけど、存在を忘れてました。
なんか異様に辛かった記憶だけ残ってます。頑張って思い出しつつ書いていきますよ。
あと言っておくけど、今回は長いよ。
あらすじ
大学の頃の原付ツー記事を書いてたら、なんだか懐かしくてまた再訪したいところができました。一応緊急事態宣言は抜けたし、平日ならいいか…もし最悪混んでたらそのまま帰ろうという自己判断で温泉に行きました。富山へ。
時系列
6/22
早朝会社の先輩が同じ方向にツーリングに行くというので山梨まで同行(相模湖ICまで高速使用)
山梨市街地の入り口で先輩と別れ、下道で富山を目指す。
15時半、目的の温泉まであと40キロというところで酷道471号、472号に突入
16時ゲート封鎖のため引き返す
17時国道360号経由で迂回開始
18時温泉到着
20時温泉出発
23時〜翌1時富山市内の公園で仮眠
5時〜6時半新潟で仮眠
7時〜7時半新潟で仮眠
6/23
13時半東京の自宅着
はい、0泊2日です。
こうなったのは、2日目の北陸周辺が朝から雨予報だったためで、もしホテルなんか取ってたら雨に濡れ、到着も2日目の夕方〜夜になるのは確実だなと思ったのです。
高速代は東京ー温泉近くの五箇山間で片道ETC無しは9,250、約往復2万をひとっ風呂にはちょっと…思ったのでほぼ下道でした。
まず一言言っておきたいのは、もう少し、もう少しだけ辛い思いをせずに帰れたな…という長い長い2日間でした。
辛かったことリストを書きますね。
1. 0時過ぎに会社から帰宅、朝4時まで睡眠からの出発
→仕事の都合で帰りが遅くなったから仕方ないけど、まあこれは当初はあまり問題ではなかった。他の要素と重なって効いてきた。
2. 行けるかな?と思って進んだ道がとんでもなかった
→酷道ェ…。
3. 岐阜の山奥の夜は思ったより隔絶されている
→すごーく無駄に長い距離を走ることになった。
じゃあ長い2日間の始まり始まり。
0時に会社から自宅に帰って、朝4時頃まで睡眠。
翌朝には会社の先輩と目的地の途中まで一緒に向かうことになっていたので起きると先輩が玄関先に…。もしかしてめっちゃ待たせてたカモ…と戦々恐々としてんですが、ホントに丁度来たところだったらしく安心。(ホントカナ…)
先輩に少し待ってもらって、高速を使って山梨方面へ出発。
石川PAで一休み。少々眠気がありますがガムを噛みながら進みます。
山梨市に入ってすぐ辺りで先輩とはお別れ。長野を通り岐阜へと進みます。
長野の山の中で、除雪機の置かれているトンネルの奥になにかありそうなので寄り道。
まだこの時は元気があった。
橋の奥は途切れてました。山側にはちょっと珍しい外観のダムがありましたが他は特になし。引き返して進みます。
目的地の温泉まであと40キロくらいの所で、GoogleMapさんの進路が謎の山道へ案内をしました。明らかにこの道まっすぐ行けば着くんじゃないの?ってとこだったんで最初曲がるところを間違ったんですが、思えばここで諦めて普通の道を進んでおけば良かった。
なんでかというと、蚊トンボが知らずにこれから進む道は酷道です。
ネットでは1年の大半が通行できない日が続くらしく、「開かずの国道」と呼ばれているそうですよ。ウケますね。
蚊トンボはなんか大型通行不可とか書いてるけど行けるっしょ(笑)とか思って進みました。
この道に入って十数分。ところどころ道が荒れています。これは大型車は無理だなと思いつつ前進。
こういう景色になってからなにかがおかしいと気づく。
だって景色が林道みたいになってきてるんだもん。
でもナビではこのまま行けって書いてるしなあ(通信状況はかなり繋がりづらかったです。)
行けるとこまで行ってみます。
通行止め。
…でも脇が甘くて通れるし、立ち入り禁止とは書いてないし、通行止めの現場を見るまで分からないじゃん?もしかしたら行けるかもよ?という、完全にここまでつづら折りを登ってきた分を無駄にしたくない気持ちがあって進んでみました。
うぐっ…(完全敗北)。
ここまで何度も引き返すタイミングが合ったのに、うだうだ言って進んだ結果です。
せっかくここまで来たので、ゲート脇から少し先まで歩いて見に行きました。
これは…ゲート脇をバイクが通れたとしても無理!
未舗装で地面がぬかるんでいるし、かなりこの先ひと気が無い。
疲れた身体でこの先進めるのか?もしこの奥まで行って通り抜けられなかったら、温泉の営業時間に間に合うのか?というか熊出たら確実に死じゃね?
ぼく、引き返しまぁす!!(ニコッ)
無理無理絶対無理。あんなとこ近場に住んでて同行者がいないと行きたくないよ。
俺はただ温泉に浸かりたいだけなんだ。
というわけで引き返します。道の分岐点からここまで40~50分かかったので、同じくらい時間をかけて下りますね!うあああああ!!!!
あ…あ…。雨だ…豪雨だ…。
下ってたらなんかすごい勢いの雨が降り出しました。急いで合羽を着るも全身既にびしょ濡れ。でもいいんだ。生きて帰ったから。
あのまま奥に進んでたら…
はい、1時間半近くかけて、元の場所へ帰還です。ろくでもない道でしたね。
皆さんはこの機会に学習していってね。酷道の471と472号のことを。
ちなみに分岐ルートはこんな感じでした。
上が酷道通過最短ルート(通れるとは言ってない)ですね。
下が素直に普通の道を通るルートです。てか酷道ルートでも距離が残り30数キロあったから、少なくとも明るいうちは抜けてなかったでしょうね。
白川郷の道の駅。西日本原付の旅でもお世話(皮肉)になりました。
今回は用がないので通過します。
18時に「平ふれあい温泉センター ゆ~楽」に到着。
駐車場は1台くらいしか停まってなかった。これなら入っても良いか。
西日本原付ツーで写真を撮ったとこで同じく撮影。一人だし構図を気にする余裕もなかったけど、天気が同じような曇天で似た仕上がりに。さっさと温泉入るべ。
お客さんは入浴中に一人だけ入ってきたけど、お互い違う場所で入浴していたので問題なし。やはりこの温泉は露天風呂が気持ち良い。つかの間の休息を取りつつ、これから帰るルートを考えた。
まず、この温泉は宿泊不可で、個人的に他で宿を取るのは翌日の天気的にもナシ。
そこで寝ずに帰るわけですが、ルートに問題があるのです。
1.五箇山ICなど近場の高速から帰る
→近場の高速乗り口2,3カ所が工事のため使用不可
2.下道で安房峠を通って帰る
→有料道路で有人改札なので、夜間通れるか不明
3.旧安房峠を通って帰る
→ギリ冬季期間で通行止めっぽかった
これらの理由かつ、ガソリン残量も心もとない岐阜の山奥の夜、ガス欠になったら「詰み」になるので、残されたルートは一つ。
新潟側に出て帰ろう、と。
出ましたね、馬鹿ルート。
温泉施設では十分休憩できるほどの場所も時間も食べ物も無かったのでクタクタでしたが、頑張って進みました。
あとは特に写真は撮ってなかったです。
富山市まで行き、そこから日本海に沿ってひたすら北上。黒部市、糸魚川市、上越市と来たところで内陸に入り、あとは湯沢町、群馬ときて東京へ帰りました。
途中新潟の十日町にある「トヤ沢砂防堰堤」という木製の堰の駐車場で軽く仮眠しました。眠すぎて眠すぎて…。
念のため持ってきたマットが活躍しましたが、6月の早朝は寒かったなあ…。
あとちょっと小雨も降ってた。でも寝た。本当は堰の近くとか危ないから寝ちゃダメだよ。
今回はなぜか道中カフェインを摂り忘れて、眠気にやられて何度も仮眠しながら進んでました。根本的に体力も十分じゃなかったんでしょうね。
6/23の13時半に東京の自宅に到着。
自宅まであと20分いかないくらいのところで、頭上で雷が鳴り、豪雨が降ってきました。ここで雷が落ちたらさすがに笑うなぁーとか思いながら帰宅。
SLクンお疲れ様。お互いくたくたです。
今考えると富山まで温泉に行って、疲労困憊で帰ってくる意味が分かりませんが、めちゃくちゃ遠出したい欲を解消し、無事に帰って来れたのは良かったのではないでしょうか。コロナにも罹らなかったし。
でも帰ってから、家の近くの日帰り温泉でも良かったんじゃなかったかな…と少し思いました。
おわり
追記:ツーリング以外のことを書きたくなったので、別ブログを開く予定です。
主に家の中でのことや別の趣味のことを書くつもりです。
そこへのリンクは現状張る予定はありませんが、もし縁がありましたら宜しくお願いします。