2017年西日本原付ツーリングの概要
蚊トンボです。
前回の沖縄ツーの最後でも書いた通り、記事のストックが切れたので、2017年の原付ツーリングのことでも纏めようと思います。
今更なんでそんな過去のことを…と読者の方々は思うでしょうが、今でも友人との話題に上がるくらい色々あった、濃すぎる日々だったのです。簡単に要素を紹介しますね。
・蚊トンボは50ccの原付を買ってから1か月半くらいしか経ってない状態(県外に出たことすらなかった)での超長期ツーリング
・初キャンプ、というか野宿
・バイクの不調でものすごいスローペース
・ツーリング仲間のバイクはあのマグナ50(カワサキオヤジ…)
・新潟から出発して、結局熊本まで行ってきた
・期間は19日間。
うっへえ…見るだけでなんか辛そうですね。そしてちょっとだけ楽しそう。
実際辛さと楽しさの割合が日々変わりつつの毎日だったので、忘れてしまう前にどこかに残る形にしたいと思い今回から書いていきます。
当時二輪の乗りたてで、あまりにも何も知らないまま出発してしまったのでこれはちょっと…という点も多々ありますが(野宿含む)、そこは多めに見て下さると有難いです…。
一つだけ当時の自分にアドバイスするなら、そのバイクじゃなくてカブを買った方が楽しいし安全だよ、と言いたいですね。
では概要から始まります。
基本文字ばっかりだと思ってください。
ツーリングの経緯
当時大学4年の蚊トンボは、バイト代で貯めたお金で軽自動車でも買おうと思ってたけど、東京で就職しそうなので車は無駄になるなと思った。
バイクなら東京でも使えるし、とりあえず長岡市(大学時代で住んでた町)を移動できる足としてバイクが良いなってことで個人取引で原付を買った。
もうすでに蚊トンボの雰囲気が出てますね。
こいつが中々の曲者で、まず引き取ってから全然動かないので、近くのバイク屋に行くも80年代の原付なんて修理できねえと。友人の紹介で別のバイク屋に持ち込んでなんとか動くとこまでは直してもらえ、見た目はかなり気に入っていたので日常+ちょいツーリングくらいでは使ってた。
で、夏に内定が確定し、大学夏休みを丸々自由に使えることになったのでどうしようかと友人と話していたら、じゃあ西日本の方って行ったことないし、行ってみる?となった。
そう、彼もまた原付を持っているライダーだったのだ。
しかもマグナ50を少し前から乗っている。
なんかメチャクチャ話が盛り上がり、大学最後の夏休みを無駄にするわけにはいかない!いくぞー!!!という風に勢いで決まったので突貫準備が始まった。
登場人物紹介
・蚊トンボ
XL50s乗り。
原付に乗り始めてまだ2,3か月。
蚊トンボというよりまだ幼虫。
・友人
マグナ50乗り。
先輩からマグナを譲ってもらった時は初の原付なのに雪のある街中でじゃあ、さよならと放置されて泣く泣く頑張って一人で帰った猛者。
今は東京でゼルビスに乗ってる。今もツーリング仲間。
以下のリンクで動いてるXLとマグナが残っています。ボイスロイド注意。
・モトショップのおっちゃん
ボロボロのXLを持ち込んだらある程度動くくらいまで直してくれた方。
本当にお世話になりました。
バイクの状態
・XL50s
1980年製。6Vバッテリーでライトが小玉電球かというくらい暗い。
エンジンが不調というか、すぐオーバーヒートする。それに気づくのはこの西日本ツーが始まってから。オーバーヒートになったらエンジンが止まるので、その際は路肩へ避難して冷めるまで休憩、の繰り返し。
でも見た目はすっごく好き。昔のオフロードバイクっぽくて好みどストライク。
最初から着いてた紫のハンドルだけはすんごく似合ってなかった。
ちなみに今乗ってるSL230は、排気量の大きいXL250sから多少血を引き継いでいる気がします。
コピペ参照。安定のカブエンジンなので動きの不調は無い。サイドカバーが緩い。
重量があるので登り坂は辛い。XLより速いが高速は乗れない。
ツーリング準備
毎回ホテルやネカフェなんて入る経済的な余裕はないので、ある程度野宿するつもりでテントやクッカーを購入。結構な量の荷物はキャリアにホームセンターの箱をラチェットベルトで括り付けて固定。
あと磁石でくっつくタンクバックに財布やカメラを入れていた。
スマホのナビをみれるようタンクバックの中に入れてフィルム越しに見たけど、視線が下過ぎて危ないし、蒸れると曇って見えない、さらに暑さでスマホがダウンするのでナビは使い物にならなかった。
インカムはAmazonで2個1万円の「4riders」ってのを使用。値段の割に使えたけど、充電ケーブルが専用なのと、ペアリングが面倒で気分屋だった。友人のはツーリング途中でマウントが破損した。
原付について
お互い50ccなので、時速30km/h制限…だけど正直守ってたら死ぬので、だいたい50km/hくらいで走ってた。それ以上出すとXLのオーバーヒートがすぐ起こるし、それ以下だと後ろの車が怖いのでまあそんくらいの速度。
二車線以上の道での右折は恐怖。基本ずっと左車線をこそこそ走った。通り抜けは危険なので無し。旅中二段階右折は1,2回しかしなかった気がする。
ナビは友人がハンドルマウントでスマホを固定して案内。ダメな時だけ蚊トンボが代わりにナビ。しかしGoogleMapには原付用の設定がないので、自動車専用道に案内することが多々あるのであまり信用せず、現地で紙のマップを見つつ交通量の少ないルートを検討していた。
特に怖い道はバイパスなど、交通量が多く流れが早い場所。あとオーバーヒートが起きた際に退避できるスペースが無い、停まれない場所は戦場。こういう場所は事前に避けるか、時間帯を早めるか、どうしても避けられない場合は祈りながら通過してた。
概要は以上。
次回からは毎日書き残した日記を文字起こしつつ、写真を交えて説明していくよ。